こんにちは。たくみです。
先日、私の所属する日系草野球リーグJCBLから募ったメンバー20人ほどで元メジャーリーガーであるロブ・バトラー、リッチ・バトラー兄弟が経営しているベースボールアカデミーに行ってきました。
その名もホームランベースボールアカデミー!(ずいぶん簡単な名前です。。)
この兄弟はトロントで生まれ育ち、野球のうまい兄弟として有名だったようです。ふたりともメジャーリーグまでは上り詰め、ブルージェイズなどで活躍しましたが、メジャーリーグに定着できず引退しています。
近所の行きつけのバーに彼の写真とサインがあるくらい、地元では人気だったようです。
その日はお兄ちゃんのほう、ロブ・バトラーさんから全員個別に指導を受けました。
ちなみに44歳、谷繁世代です。笑
弟のリッチは残念ながらお休みでした。
弟のリッチのベースボールカード。トロント・ブルージェイズとタンパベイ・デビルレイズ(現レイズ)でメジャー経験あり。
ロブさんは丁寧に細かいとこまで指導してくれました。
こんな感じで。
前々から気になってた、自分の弱点をやはり指摘してくれたりとても役に立ちました。
やはり元メジャーリーガーという肩書があると信じる気にもなるもんです。笑
自身の経験というものは力強いです。
他の人達への指導など、見聞きした結果、大体はいまどきのメジャーリーガーが実践している打撃理論を教えていました。
速い球、速い変化球に負けない打撃理論です。最近の投手は速球がとてつもなく速い上、速く小さな変化球が流行っていますからね。
簡単に説明していきますと、体重移動をあまりせず、後ろの腕で(最短距離でレベルに)押しこむような打撃のことです。
体重移動を抑えることで目の動き体の余計な動きを抑えて、速球に素早く反応する。そして、早く小さな変化球で多少芯を外されても強く腕を押し込む打撃。
A・ロッドことアレックス・ロドリゲス選手などがわかりやすくいい打者の例だと思います。
体重移動が少ないため速球に強い。その反面、体重移動によるパワーを利用できないため打球は飛ばすの難しいです。
それでもこの打法で飛ばせる打者は力があったり、恵まれた体を持っていたり、ステロイドを使っています。笑
日本人に多い、イチローに代表されるような体重移動の大きい打撃は現在のMLBではあまり見られません。
体をボールにぶつけに行くような感じですね。体重移動のエネルギーをそのままスイングに伝えられるので、打球が飛びます。
その反面、目、体がぶれるので速球を打つには高度な技術が要されます。
ロビンソン・カノー選手。 彼も体重移動でパワーを得、そしてスイングに伝えていますね。びゅーてぃふぉー
これらのスイングは体の小さい選手、パワーのない選手によく見られます。
他にも体は小さいがダイナミックなスイングで有名なボストン・レッドソックスのダスティン・ペドロイア選手などがいます。
なので体の小さくないカノーは特別です。
個人的にはこの体重移動タイプのスイングのほうが、美しくて好みです。
カノーのスイングなんて、美しいの表現がピッタリです!です!
この打法、90年代以前なんかはMLBでも多く見られました。
アメフトと二足のわらじを履いた超一流アスリート、ボー・ジャクソン。これは美しくないですね。笑
イチロー、カノーよりもさらに豪快に体重移動しています。これじゃあ、ボールに当てれる気がしませんね。笑
でも彼はすごいんです。身体能力はもうオリンピック金メダル級。
日本の野球も速球はどんどん速くなり、半速球の変化球も投げられるようになってきましたが、打者のほうは殆どの選手が体重移動をうまく使って打っています。
日本人打者のいいところ、得意なことであり、一方ではメジャーに適応しきれない原因の一つともなっています。
ただ、どっちが優れているとか悪いとかということではなく、それぞれのリーグ、国で適者生存している形が現在の打者の姿なんです。
とまぁ、話が逸れたような気がしますが、彼は前者、A・ロッドタイプのような打撃方法をあらかた勧めていたような気がします。
だいぶ個人的感覚と意見が入っていますので、100%ロブ・バトラーさんの意見だとは思わないでください。笑
ありがとうございました。ロブさん。
ということで、今回は半分自慢でした。笑
最後に、
Photos by JCBLP
彼、Royce Ando君17歳。日系カナディアン。
野球仲間の一人のお子さんなんですが、現在オンタリオ・ブルージェイズというカナダ、オンタリオ州1のチームでショートを守っています。カナダ代表にも選ばれたりしているそうです。
そんな彼を初めて見たのは、彼が14歳の時。衝撃でした。14歳の彼が25歳くらいに見えました。
でかい、速い、うまい、すごい。
こんなにも守備のうまい14歳は見たことがありませんでした。
例えると、彼が14歳の時点で横浜高校でいきなりショートでスタメン取れちゃう、ってくらいはうまかったです。
最近では、あの陸上のベン・ジョンソン(カナダ人)に指導を受け、足がかなり早くなったとか。
そんな彼も来年には卒業、そしてドラフトが待っています。
上位指名以外なら大学進学だそうです。
応援しています。みなさんも注目してみてください。
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